楽しい投資研究所の旅日記

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2017-06-01から1ヶ月間の記事一覧

ベルリン旅行記 [5] 東独の名残りのこと(あるいはアンペルマンのこと)

旧西ベルリンに位置する信号機と、旧東ベルリンに位置する信号機とでは表示が異なる。 こちらはブランデンブルク門の前にあった旧西独時代から継続して採用されている信号機である。 旧西独の信号(進め) 一方、旧東独の信号機もまた継続使用されている。い…

ベルリン旅行記 [4] レンブラントのスザンナの画のこと

レンブラントの「スザンナと老人」(あるいは「長老たちに脅かされるスザンナ」)。ベルリン絵画館を訪れて初めて観た。 「スザンナと老人」1647年 今回はフェルメール作品を所蔵する美術館巡りをひとつのテーマにして廻っているのだが、同じオランダ人レン…

ベルリン旅行記 [3] 旅先での洗濯のこと

洗濯を済ませた。1度目はアムステルダムで、2度目はここベルリンで、である。着替えは一週間分を持ち歩くことにしている。今回の旅程は三週間なので洗濯はこれで終了である。 Google mapで “Laundromat” と入力すれば近くのコインランドリーを示してくれて…

ベルリン旅行記 [2] ぎゅうぎゅう詰めのこと

インフォメーションカウンターの長蛇の列に並んで訊いた。運行キャンセルになったと聞いたが本当か?我々はどうすればよいのか?すると、別の便へ振り替えるから次のこの列車に乗れという。その場で案内の紙をもらった。 ダンケ、良かった良かった、とその場…

ベルリン旅行記 [1] 来ない電車

ケルン3日目の朝、この日の天気予報は雷雨だった。猛暑が続いていたので雨はありがたいと待ち望んでいたのだが、結局降らなかった。 翌日の朝、ニュースではハノーファーが大荒れで床上浸水の被害を報じていた。気の毒なことだと思った。 朝食を済ませてケ…

アムステルダム旅行記 [9] ミュージアムカードとバブルとマイナス金利のこと

オランダには集団肖像画が多い。商業組合が画家に発注する例が多かったことによる。 特定の権力者が画家たちのパトロンとなって画業を支えたのでなく、商人の集団がお金を出し合って画家に発注し、その売上を以て画家は生計を立てた。 レンブラント「テュル…

ケルン旅行記 [2] カリーヴルストがうまい

ケルンの宿にはシティクラス レジデンス アム ドムを押さえた。ケルン中央駅から約500m。タクシーは使わず歩いたのだが、すぐ着いた。ストリートビューでその道のりをシミュレートできていたのでスムーズであった。Googleにはいつも助けられる。そういえばリ…

ケルン旅行記 [1] ケルン大聖堂

ドイツのケルンに入った。アムステルダムからICEで3時間弱。前にケルンを訪れたのは2003年の夏。今回は二度目の訪ケルンである。 ケルンの顔、大聖堂 "DOM" には十四年ぶりに再会する。正しくはザンクト・ペーター・ウント・マリア大聖堂。1996年に世界遺産…

アムステルダム旅行記 [8] オランダ商人の押し出しのこと

運河に面した建物には間口税と呼ばれる税金が課された(16世紀)。当時のアムステルダム市民は間口を極力狭めて、奥行きを広くとった。スペースがありさえすれば、間口のみ狭く、奥は広くといった家屋設計とした。節税対策である。 一方、富裕な商人は必要以…

アムステルダム旅行記 [7] 運河のこと

オランダといえば運河である。 干拓に用いられた水路であり、輸送路であり、居住空間でもある。 夜明けの運河。 水の上に住むとはチャレンジングであると思うが、新たな居住用ボートの認可は下りないため、現在のボートハウスは豪華な内装の高級住宅となって…

アムステルダム旅行記 [6] 上空から見たオランダのこと

スキポール空港着陸間際、上空から見たオランダである。 きれいに区画された農地が見える。緑の各区画にそれぞれ家屋が配置されていて、農家の家だろうか畜舎だろうか、陽光に映えていて美しかった。 幹線道路沿いには風車が等間隔で配置されていたりして、…

アムステルダム旅行記 [5] 租税回避スキームのこと(ダッチ サンドイッチ)

ちょっと前、アップルやグーグルといった多国籍企業が租税回避の仕組みをつくり税負担を不当に軽くしているとして話題になった。 そこで用いられていた手法が「ダブル アイリッシュ ウィズ ダッチ サンドイッチ」なるものである。 私も今回せっかくオランダ…

アムステルダム旅行記 [4] レンブラントの夜警のこと

アムステルダムに着いて真っ先に向かったのは国立美術館である。この美術館の目玉はレンブラントの「夜警」と、フェルメールの「牛乳を注ぐ女」である。 国立美術館。アムステルダム中央駅からトラムで約10分。 現存するフェルメールの作品は多くはなく、彼…

アムステルダム旅行記 [3] 今そこにある危機について

今回のアムステルダムへの滞在中、宿にはヒルトン ダブル ツリーを押さえた。アムステルダム中央駅から歩いて5分かからない立地で、電車利用にも便利である。何より朝食のおいしいところ(朝食の評価が高いところ)という点に重きを置いて選んだ。実際食べ…

アムステルダム旅行記 [2] オランダのマリファナ事情について

オランダでもマリファナ(大麻)は合法ではない。ただし一定量までの個人的使用ならば(違法だが)法は執行されない。厳格な禁止は非現実的であり、それよりも制御した方が良いという考えに基づく。オランダが麻薬の輸出入に深く関わってきた歴史的経緯もあ…

アムステルダム旅行記 [1] ニシンがうまい

アムステルダムに来ている。 ハーリング(Haring)がうまい。生のニシンの酢漬けである。きざみ玉ねぎがよく合う。 ホテルの朝食ビュッフェにあったので、まずはそれを食べた。酢漬けのニシンにピクルスが添えてある。 生魚がおいしい国である。 これがめっ…

アブダビ旅行記 [3] 天も味方する男について

アムステルダム行きの飛行機まで搭乗口からバスで移動した。アブダビの空港では乗り降りの際のバス移動時間がとても長い。そういえばドバイでも同様だった。便数の規模に空港施設が追い付いていないのかもしれない。 ゲートから飛行機までのバス移動、エコノ…

アブダビ旅行記 [2] 空港ホテルのこと

成田を発ってアブダビ国際空港までは11時間かかった。疲労感はたっぷりである。ここから乗り継いでアムステルダムまでさらに7時間のフライトを控えているのだ。しかも次の出発時刻は8時間後ときた。学生時代であれば空港の空いたスペースにごろんと横にな…

アブダビ旅行記 [1] エティハド航空でアブダビへ

今回利用したのはエティハド航空である。アブダビを経由して、アムステルダムへ向かう。成田からアブダビまで11時間のフライトである。時差は5時間。 機内モニタにはメッカの方角と次の礼拝までの時間も表示される。 メッカ、二時の方向、この先九千キロ。 …

出国直前の一夜漬け気分のこと

出国する間際、知りたいこと、調べたいことが未だに手つかずで多数残っていて、試験前の一夜漬けのような気分になっている。 直前までお仕事で何やかやといそがしかったのだが、それはいいわけにならない(そもそも誰にいいわけしようとしているのか)。 オ…

台湾・香港 旅行記 [10] - 香港のエアポートエクスプレス

※2016年香港旅行記の追記記事(アップし忘れていた記事)である。 エアポートエクスプレスのプラットフォームとチケット 空港から香港市内へはエアポート エクスプレスを利用した。九龍駅まで22分。チケットは二人以上ならば割引料金で買える。片道ふたりでH…