楽しい投資研究所の旅日記

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アムステルダム旅行記 [3] 今そこにある危機について

  • 今回のアムステルダムへの滞在中、宿にはヒルトン ダブル ツリーを押さえた。アムステルダム中央駅から歩いて5分かからない立地で、電車利用にも便利である。何より朝食のおいしいところ(朝食の評価が高いところ)という点に重きを置いて選んだ。実際食べてみれば評判通りに上質で大正解であった。また、ストリートビューで駅からの道を確認することも容易で安心感があった。

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おいしいホテル

  • 日本を発つ直前にアムステルダム中央駅のすぐ前で車の暴走があり、8人が重軽傷を負ったというニュースをCNNで見た。軽く緊張感を覚えたが、どうやら過失によるものでありテロリストによる犯行ではないもようである。

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アムステルダム中央駅(東京駅のモデルになった)

  • 自動車を凶器として用いたテロ行為が最近目立つので海外渡航時には注意が必要であると、外務省からの注意喚起もあった。もちろんその通りなのだが、多くのものは不満を募らせた個人が政治目的などなく、無差別大量殺人を企てて実行に移し、それをテロリスト集団がうちの構成員の仕業だと後追いで犯行声明を出しているようにも見える。
  • ところで2015年の秋、トルコのイスタンブルを訪れたが、出国直後に首都アンカラで爆弾テロがあった。その翌年にはイスタンブルの新市街と旧市街で爆弾テロがあった。
  • 今回、アブダビへ向かう飛行機で隣り合わせた年配の男性は、これから一人でイスタンブルへ行くのだ、黒海まで足を延ばしたいと楽しそうであった。テロの危険性についてどう思うかとさりげなく水を向けたところ、そんなことを気にしていたらどこにも行けないだろうと、気にした風でもなかった。
  • 数日前、アムステルダム国立美術館で知り合った南アフリカ出身で今はイギリスへ留学中という青年は、テロに対して恐れを以て応じるのはあやまりで、日常生活をこれまで通りに続けることが大切なのだと語ってくれて、その通りだなと学ばされた。テロ行為をむやみに恐れることはテロリスト集団を益することにつながる。
  • また現実問題として、テロに遭遇することよりも交通事故に遭う確率の方がどうやら高い。紛争地帯や治安の極端に悪い地域へ興味本位で近づくのは論外であるが、そういうのでなければ交通事故こそ警戒すべき最もリスクの高い事象だろうと考えて過ごしている。