楽しい投資研究所の旅日記

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アムステルダム旅行記 [9] ミュージアムカードとバブルとマイナス金利のこと

  • オランダには集団肖像画が多い。商業組合が画家に発注する例が多かったことによる。
  • 特定の権力者が画家たちのパトロンとなって画業を支えたのでなく、商人の集団がお金を出し合って画家に発注し、その売上を以て画家は生計を立てた。

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レンブラント「テュルプ博士の解剖学講義」マウリッツハイス

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フェルメール真珠の耳飾りの少女」マウリッツハイス

  • ミュージアムカードが便利でお得だった。ひとり59.9ユーロ(約7.5千円)で、これらの美術館を訪ね放題である。僕たちは国立美術館で買ったのだが(どの美術館でも取り扱っている様子)、その場でテンポラリカードが発行され、そのまま1ヵ月間使える。オランダ在住であれば後日正式なものが郵送で届けられ、それは1年間有効となる。

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Museumkaart(テンポラリカード)オランダになら住んでも良い

  • エルミタージュのみ追加でひとり2.5ユーロ必要だった。他にユダヤ歴史資料館、海洋博物館も訪れたのだがこれらもミュージアムカードの範囲内であり、元は十分に取れた。
  • オランダでは美術館があちらこちらにあって、ミュージアムカードの対象施設は膨大にある。魚はうまいし人々は穏やかで感じが良い。ここまで住んでも良いと思えた国は初めてである。
  • 半ば本気で不動産価格を調べてみたが、どうやらここ数年はバブル的に不動産価格が高騰している様子。ECBの超金融緩和政策でじゃぶじゃぶのユーロが流れ込んでいるのだろうと思われる。ちなみにオランダの国債利回りを見てみれば、現在3ヵ月物から7年物まですべてがマイナス金利状態である。

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(*Source: Investing.com)

www.investing.com

※ケルンにて追記。