楽しい投資研究所の旅日記

楽しい投資研究所 www.1toushi.com からの出張Blogです。

2015-01-01から1年間の記事一覧

トルコ旅行の覚書 - 異質なことばに触れたこと

旅先は遠く離れたところがいい。日常から遠く離れた環境が好ましい。 人は環境によってつくられるのだと聞いた。環境が変れば、見聞きすることが変わり、関わる人が変り、自然、考え方が変り、その結果、行動も変わる。そういう理解でいいのだろうか。 今回…

トルコ旅行記 - トルコ人と日本語

イスタンブルに着いた日の朝(7時頃)、ブルーモスク前の広場の屋台でスィミット(パン)を買い、ベンチに腰掛けて食べていた。すると、 「こんにちは、日本人の方ですか?」と流暢な日本語で話しかけられた。小ざっぱりとした身なりの、中年のトルコ人男性…

ウィーン旅行記 - 旅先での洗濯について

今回はイスタンブル6、ザルツブルク4、ウィーン6と、現地に計16泊した。機内泊2を加えると18泊19日。一週間程度なら一週間分の着替えを持っていけばいいのだが、それを超えるとなると現地での洗濯が必要になる(我が家の場合)。 ホテルでのクリ―ニングを利…

トルコ旅行記 - 日本語が流暢なトルコ人

イスタンブルではミュージアムパスを買った。時間制で、イスタンブル市内の複数の施設で利用可能というもの。アヤソフィアやトプカプ宮殿などで使える。 パスを持っていれば、入場券を買うための行列に並ばなくて良い、というのが大きい。 ミュージアムパス…

ザルツブルクからウィーンへ - 高速鉄道Westbahnに乗る

ザルツブルクを発つ朝、日本で予約した鉄道チケットを探したが見つからない。印刷し忘れたらしい。軽く焦った。 こちらの駅に改札はなく、乗り込んだ車内で車掌がチケットを確認する。チケットはPDFなので改めてダウンロードしてiPadで提示した。まったく問…

ウィーン旅行記 - ビールとピザ屋のかっこいいおやじ

オーストリア出国の日、ウィーン国際空港にて。搭乗口近くでピザを食べた。美味であった。 ウィーンの空港で食べたピザ。 のどが渇いたので水を買いに行ったらとても高くて、代わりに瓶ビールを買った(ビールの方が安い。そしてオーストリアのビールはうま…

ウィーン旅行記 - 旅先の食事について

旅先の食事が口に合うとは限らない。初めて訪れた国で、これおいしい、と思えたらそれはかなりラッキーなことだと思う。 ガイドブックにはたいてい、おすすめレストランが記されているものだが、実際行ってみてその通りおいしかったということの方がまれであ…

ウィーン旅行記 - ウィーン国際空港へ

帰国の日、初めて雨に降られた。空港へ向かうために、ウィーン市内のホテル(K+Kマリア・テレジア)でタクシーを呼んでもらう。ホテルに現れたのは細身の気の良さそうな、少々気弱そうにも見える若いドライバーだった。 ドライバーは、ふんっと鼻を鳴らしつ…

ウィーン旅行記 - 美術史博物館のベラスケス

美術史博物館。ベラスケスの画を初めて観た。魅力的な画であった。 ディエゴ・ベラスケスは超絶技巧の持ち主で、ピカソが手本にした画家だったと聞いた。7年前、バルセロナにあるピカソ美術館を訪れたとき、ベラスケスのラス・メニーナスをなぐり描きしたよ…

ウィーン旅行記 - 国立オペラ座

オペラ座の外観。夜はライトアップされる。 国立オペラ座でバレエ「ドン・キホーテ」を観劇。せっかくだからと一階席を予約した。一人92ユーロ。 バレエは初めて観る。初の観劇がウィーンの国立オペラ座なのだからぜいたくな話ではある。 この日のためだけに…

ウィーン旅行記 - メドゥーサに二度会う

ウィーンの美術史博物館には、ルーベンスの画が多かった。ハプスブルク家の当主たちはルーベンスを好んだもようである。なかでも「メドゥーサの頭部」が毒々しくてリアルで、とても良かった。家に飾るのは不向きだろうけれど、体の芯に響いて来るような迫力…

ザルツブルク旅行記 - 天才音楽家の晩年のこと

ザルツブルクの人口は約15万人。この地方都市に、年間900万人が訪れるのだと聞いた。見どころはいろいろあるのだけれど、モーツァルトゆかりのものは明らかに目玉である。すごい経済効果だ。しかしモーツァルトの晩年は(といっても35歳なのだが)、経済的に…

ザルツブルク旅行記 - モーツァルト生家

もう少し良い写真も撮れたはずなのだが モーツァルトの生家(当時は賃貸アパート)。ここザルツブルクは、音楽を志した人たちにとっては巡礼すべき聖地のような街になっているのだと聞いた。モーツァルトが生まれ育ったということが重要な観光資源になってい…

オーストリアの犬たち

オーストリアのザルツブルクに入った。イスタンブルから空路で2時間半。空港の到着ロビーには犬が多かった。うわこんなところにも野良犬が、と一瞬思ったが、身許の明らかな飼い犬(お出迎え)であった。尻尾をぶんぶん振って、お目当てのご主人に鼻を鳴らし…

トルコ旅行記 - アタテュルク国際空港

イスタンブルのアタテュルク国際空港の名は、トルコ建国の父ムスタファ・ケマル・アタテュルクにちなんでのもの。ところでアタテュルクは大の飛行機嫌いで、死ぬまで飛行機には乗らなかったのだと聞いた。 初めて見る航空会社(中東系)の飛行機が多く、離陸…

トルコ旅行記 - 空港のテロ対策

アタテュルク国際空港からトルコ出国。空港に入るところからセキュリティチェックのための長蛇の列が延びていた。ISIS空爆の件とか、クルド人の人々との問題の件とか、それに犠牲祭が重なっているのだから本気である。 この後、アンカラで自爆テロが起きた。

トルコ旅行記 - スタバとG

ジョーンズ イスタンブルのスタバでは必ず名前を訊かれた。ショージといえば必ずスペルを訊かれる。いちいち説明するのも面倒だ、だったらジョージにしてしまおう、と考えた。 ユアネーム?と問われて”George”(ジョージ)とこたえた。すると空港では”Jones"…

トルコ旅行記 - ナザール・ボンジュウ

他者の妬み嫉みの視線には魔力がある、と考える伝承があって、それを邪視という(邪眼ともいう)。邪視除けの御守りとしてつくられたのがこれ、「ナザール・ボンジュウ」。やましいことがあるわけではないが、大人買いした。

トルコ旅行記 - 猫カフェ(本場)

猫とチャイ 考古学博物館の敷地内にオープンカフェがある。 猫が多い。空いている椅子に当然のように寝そべりくつろいでいたりする(観光客は驚く)。 そして店員はそれが当たり前のことととらえている。 ニャー

楽しい投資ニュースレター - 「市場の混乱期と投資の意思決定について」

0

夜もにぎわうブルーモスク。 楽しい投資ニュースレター「市場の混乱期と投資の意思決定について」を配信しました。 今回の旅行記に関わるものですので、ここに記します。 --- ※楽しい投資ニュースレターをご希望の方はこちらから登録手続をどうぞ。 http://w…

トルコ旅行記 - 猫の帝都イスタンブル

旧市街にて イスタンブルの街を歩くと猫に会う。角を曲がればそこには必ず猫がいる、というレベルである。 観光客がかわいい~と手を伸ばすとたいていされるがままなのだが、機嫌の悪いときには猫パンチをくり出す。 どの猫も毛並みが良い。愛されているから…

トルコ旅行記 - ブルーモスクに恋して

早朝のブルーモスクとアヤソフィア。 シルエットからして荘厳である。朝焼けも美しい。 特にブルーモスクは日中でも視界に入るたびに見とれてしまう。恋か。 この美しさを伝えたくてラジオを収録した。お聴きください。 1tpc.seesaa.net

トルコ旅行記 - トルコワインがうまい

イスラム文化圏だからか、売店で酒類を見つけるのに苦労する(まだ見つけられずにいる)。観光客はレストランで普通にビールやワインを飲んでいる。ウェルカムドリンクだろうか、ワインが一本、フルーツと一緒に差し入れられていたので喜んで飲んだ。チャー…

トルコ旅行記 - ケバブがうまい

ホテル近くの雑貨屋が、軒先でケバブを売っていた。ものは試しとケバブサンドを買って食べた。超うまい。こんな羊肉食べたことない。ししとうの辛味がすごく合う。価格はひとつ7トルコリラ(約280円)。以来毎日食べている。

トルコ旅行記 - 地下宮殿のメデューサ

地下宮殿。東ローマ帝国時代につくられた地下貯水池。水源は20km離れた森。イスタンブルでは、普通に掘ると塩水が湧き出てくるらしい。水の確保に苦労した都市なのだと聞いた。石柱を支える巨大なメデューサの頭部が2箇所にあって、ひとつは横向き、もうひと…

 ロカンタ(トルコの食堂)はふつう

ロカンタ(食堂)にてトルコ料理初体験。キョフテ(ミートボール)、ドルマ(ピーマンに肉を詰め、トマトでふたをしたもの)、ピラウ(バターライス。ピラフ)。これらにチャイを二つつけて53トルコリラ(約2,200円)。味は想像した通りのものであった。ピラ…

 スィミットがうまい

ブルーモスクの前、スルタン・アフメット公園でスィミットなるパンを買う。ごまパンなど3種。屋台から良い匂いが漂ってきたので。手前のふたつは各1トルコリラ(約40円)、手の込んだもの(奥)は3トルコリラ(約120円)。すべてうまい。

トルコリラとインフレ

トルコに入って最初に使った通貨はユーロ、お釣りで受け取ったのはUSドルである。なかなかトルコリラを使えない。トルコリラは概ね年8%程度のペースで価値を落としてきている。インフレ率8%である。九年で価値が半分になるペース。長く持っていてはいけな…

€を渡してお釣りは$で

ドライバーから受け取ったお釣りはUSドル紙幣だった。1ドル紙幣を3枚手渡して僕の顔を見る。お釣りはこれでいいのでは?といった風である。2ユーロ渡そうと思っていたので、これでいいといった。しかし1ユーロよりも1ドルの方が安いので、このドライバー、細…

イスタンブルのエアポートタクシー

空港から、宿のある旧市街までは20数km。エアポートタクシーを予約した。税関を抜けたところでアレンジャーらしき若者が、僕の名を記した札を持って待っている。料金はドライバーに渡してくれという。片道25ユーロ。このタクシーは良かった。問題は高額紙幣…