Gmailを使って(他のメールアドレスで)メールを送信できなくなった際の対処について
パスポートを申請した話(切替発給)
- 池袋サンシャインでパスポートの更新手続きを済ませた。正しくは「パスポートの切替発給」。厳密には更新ではなく新規の発行になるので、パスポート番号が変わる。
- 航空券の手配には当然、パスポート番号が必要である。そして次の渡航先はパスポートの残存期間が6ヶ月以上必要なので急ぎ申請に来た。有効期限までまだ半年近くあったのだが、これは切り捨てになる。もったいない話であるがやむを得ない。
- パスポートセンターの隣でパスポート用の写真は撮れるが、2,300円かかるのだ。高いなあ。
- 調べたらサンシャインの地階に自動証明写真機があることがわかった。これで撮れば800円で済む。美白効果を入れても900円だ。こちらを利用した。やや移動に手間取ったが写真のコストは900円と安く済んだ(美白効果も利用した)。
- 写真を見せたら妻には、もっさりした写真だね、と言われたが、見合い写真とかではないので問題はない。
- ふるいパスポートは10年ものであった。それがもうすぐ失効するのである。早いものだ。
- しかし、10年間はあっという間のようで、思い返せばいろんなところを訪れることのできた10年であった。良い歳月を過ごせたと思う。
- 今回申請したパスポートも10年ものである。発行手数料は16,000円かかる。こんなに高かったかとも思うが、これからの10年を考えれば高い買い物ではない。
香港・台湾 旅行記 [9] - 台湾のバスについて
台北市、バスで難儀
- 台北はバスが便利と聞いた。台北市で最も充実している交通機関はバスであり、市内にはバス路線網が張り巡らされている。
- 台湾桃園国際空港から台北市内のホテルまで、移動はどうしようかと考えた。タクシーならば片道1,300台湾ドルくらい、バスならば一人90台湾ドル程度。コスト競争力でいえばバスの圧勝である。それならばと、空港から出るリムジンバスに乗り込んだ。
- 次は△□停留所~△□停留所~とアナウンスがなされるとか、電光掲示板に停留所名が表示されるとか、きっと何かあるだろうと思っていたのだが、そういうものは一切なかった(電光掲示板らしきものはあったのだが動作することはなかった)。
- リムジンバスのはずなのだが、地元らしき人々がカジュアルに乗り込んできて、あ、この辺で降りるわ、といった風情で降車していく。何をどうすれば目的のホテル近くで降りることができるのか、僕たちには見当もつかない。持参した地球の歩き方を無意味に眺めても薄暗い光の中、目を悪くするのが落ちである。
- 信号待ちのタイミングで、運転の支障にならぬよう気を付けながら、バスドライバーに声をかけた。運転中申し訳ない、「中山北路、南京西路、交差点」で降りたいのだと伝えた。筆談である。
- 「チョンシャンベイルー(中山北路)、分かった、着いたらアナウンスする」と、バスドライバーは親切に応えてくれた。少なくとも乗り込んだバスは正しいと分かってひと安心である。
- その後しばらく走り、中山北路に入ったところで「着いたよ」と教えてもらい、降車した。問題は、「中山北路」しか通じていなかったことだ。中山北路は台北市を南北に走る長い道である。
- 地図を見れば、ホテルの近くにスタバがあるはずだ。あったスタバだ、あの近くだ、いやない、どこにもない、などと右往左往した後、結局タクシーを拾った。そこから車でさらに15分くらい走ってようやくホテルに着いた。
日月潭、バスで難儀
- 後日、台中市の東にある日月潭へバスで向かうときも難儀した。日月潭のバスターミナルまでであれば、台中駅から出ているバスの終点なので分かりやすいのだが、今回とった宿は、ターミナルから見て湖の対岸にある。湖畔沿いの道を、地元のバスが普通に走っている。
- バスに乗るまではいいのだ。降りるのが難しい。時刻表とにらめっこし、バスが止まったところで、(時刻的に)ここはこの停留所でまちがいないかとバスドライバーに確認するも、彼は遠視でパンフレットの文字が見えなかったりする。
- 面倒な客だとばかりに降りろ降りろといわれたりもする。大荷物を抱えて湖畔で降ろされても困るのである。食い下がって確認を求めると、いやここではない、次の停留所だとかいう。
- 何とか目的地の宿にたどり着いたのだが、綱渡りをやり遂げたような気分であった。やり切った、という充実感がなかったといえば嘘になるが、大して意味のない偽りの充実感である。
- 僕は考えごとをするために旅に出るのだが、この日は移動がすべてであった。
バス車内は防犯のため録画されていた。「録影中 請微笑」
- 帰国後、「台湾のバスは便利なのだが、地元の人でも乗りなれた路線以外は難しくて使いこなせずにいる」ということを知った。
香港・台湾 旅行記 [8] - 台北の宿について(ホテル ロイヤル ニッコー台北)
- 台北の宿は ホテル ロイヤル ニッコー台北とした。朝食のおいしいホテルをと探したとき、「台北 ホテル 朝食 おいしい」で検索したところ、あらゆるサイトがこのホテルを推すのである。ならば、とすかさず予約した。介したのは一休.com。朝食付きで一泊7~8千台湾ドル程度。
- たどり着くまでにはいろいろあった(ホテルには無関係の事情)のだが、着いてみればとても良いホテルであった。というか、ここまでストレスを感じさせない海外のホテルは初めてである。チェックインからすべて日本語で対応してくれる。名前の通り、日航系列のホテル。スタッフの皆さんも感じが良い。一所懸命日本語勉強しましたといった雰囲気。
- 朝食は何を食べてもおいしい。なかでも麺が良かった。あと、お粥も良い。家内は、このホテルのパンはすばらしくおいしいと絶賛していた。このホテルには4泊したのだが、結局僕はパンまでたどり着くことができなかった。
この麵がおいしい(何杯もいける)
- このホテル、日本人旅行者を重要ターゲットとしているようで、いってみれば日本人のためにあるようなホテルである。日本人に特化しているのではないか、と思えるほどに日本人客だらけなのだ。
- この春に就職した娘さんが、親御さんをつれて訪れているのだろう、と思われる家族旅行客が何組か見えた。たしかに納得できる安心感の漂うホテルであった。
このパンがおいしいらしい(なかなかたどり着けない)
- 事前にホテルのHPをチェックはしたのだ。空港からバスで向かう場合のアクセス情報に「中山分局にて下車」とある。中山分局とは何か?これがキーワードである。
- 答えは警察署なのだ。正式名称は、臺北市政府警察局中山分局。僕は勝手に、バスの営業所か何かなのではないかととらえていたため、まったく見当違いのところで降ろされることになり失敗した。
- これから台北市を訪れる方、そしてバスを利用してホテル ロイヤルへ向かわれる方で、しかも中国語が不得手な方には、「中山分局下車」と大書した紙を持参することをおすすめしたい。
- なお、バスドライバーは年配の方が多いので、現地で手に入れたパンフレットを見せてもまともに読んでもらえない(遠視で見えない)ケースが多いのだ。大きな文字で書いておくのが上策である。台湾のバスドライバーは基本的に皆とても親切であった。
- でないと、僕たちのように、バスを下ろされて右往左往したのち、結局タクシーを拾わねばならないという羽目になる。
香港・台湾 旅行記 [7] - 高雄。微小粒子におそれおののく
- 高雄の空気は良くないと、うわさでは聞いていたが、現状についてはまるで把握していなかった。
- PM2.5について(必要に迫られて)少々調べた。大きさは髪の毛の1/30程度。肺の奥深くまで侵入することがあり、呼吸器系、循環器系への悪影響が懸念される。これはこわい。
もう、もやっているようにしか見えない
- 同じ台湾でも、台北など北部はきれいなものである。台南市、高雄市など南部において大気汚染のレベルは高い。
- PM2.5など汚染物質の排出元は、高雄の工業地帯のばい煙が3~4割、高雄市街を走るバイクなどの排気ガスが3~4割、大陸から飛来するのが3割といったところらしい。
- マスクをつけている人が多いのは当然である。ただし、PM2.5のような微小粒子となると、通常のマスクでは用をなさない。微小粒子の侵入を防ぐには産業用・医療用のマスクが要る。でなければすり抜けられてしまう。
高雄市立美術館に展示されていた粋な写真(背景に工業地帯)
- ホテルの隣にあったファミリーマートでマスクを見つけた。3Mとの共同開発製品と書いてある。150台湾ドルとやや高かったが買った。中に入っていた説明書を読んでみる。用途は防寒とか書いてある。通常のほこりなどは防ぐが、どうやら医療用・産業用のものではなかった。ないよりはまし程度である。
- 徒歩での移動は諦めた。すべてタクシーを利用することにする。
- この頃から咳が出るようになった。そんなにすぐ影響が現れるとは思えないし、思いたくない。心理的なものなのではないか。逆プラシーボ効果か。
- 何の心配もなく胸いっぱいに空気を吸えるというのはすばらしいことなのだ。
- 日差しもそれなりに強いのでサングラスをかける。購入したマスクは黒色である(これしかなかった)。写真を見ると自分の姿が危なくてびっくりした。
(日本の)銀行に入れば即座に通報される自信がある
香港・台湾 旅行記 [6] - 高雄。バイクとマスクとPM2.5
(高雄滞在中のお話)
- 高雄のホテルにチェックインして、iPadでGoogle mapを開けば、近辺のレストラン情報をレビューコメント付きで表示してくれる。
- 今回はこの機能にかなり助けられた。日に日に便利な世の中になっている。そして台湾ではどのお店もたいていおいしい。それもあってか今回訪れたお店はすべて当たりであった。日本人の好みに合った素敵な国である。
- ホテルから歩いて10分くらいのところに、地元の人々にも評価の高そうな麺の店があった。歩いていけるだろう。日が暮れかけていたが、バイクに気を付けながら歩いた。身の危険を感じることは全くなく、すぐ着いた。
- どう注文すればよいのやらと、しばし戸惑ったが、店員さん、さらにはそこに居合わせたお客さんにも助けられて(感動的に親切である)、無事夕食にありつけた。これはおいしい。高雄滞在中はここに通うことになるかもしれない、とこの時は思った。
奥の油そばっぽい麵が特においしい。次はこれを頼もう、と思った。
- 帰路、日は暮れていたが、評判通り治安に問題はなさそうである。歩いて帰ることにした。ついでに近くの夜市も見学していこうかと、その方面へ向かった。
- このとき、なぜか急に足が重くなったのである。旅の疲労がたまったのだろう。出直すことにした。バイクが多い。皆マスクをつけている。このマスクがカラフルで高雄の風物詩的なものでもあるらしい。
バイクの集団(皆マスクを装備)
- ホテルの部屋に戻ってから、ふと気になって「高雄 マスク」で検索をかけた。すると連想キーワードとして、「PM2.5」なるものが現れではないか。日本でも有名な、呼吸器・循環器に悪影響を与える微小粒子である。
- ついでにその語を加えて検索し直すと、PM2.5の濃度をリアルタイムでモニターしてくれるサイトがあらわれた。僕たちのいる地域を見てみると、赤字の警戒エリアであることが示されていた。日本語で「健康に良くない」とある。
香港・台湾 旅行記 [5] - 台湾新幹線で高雄へ
(時系列を無視してお送りしています)
- 10月13日、台中から高雄まで高速鉄道で移動した。台中駅から左営駅まで約50分、ひとり片道790台湾ドル。
- 高速鉄道車両はJR東海とJR西日本が共同開発したもの。ぱっと見、東海道新幹線とほとんど同じである。現地でも「台湾新幹線」で通じる。
- 乗っていると、自分は今、新大阪へ向かっているのではないかと錯覚しそうになる(台湾ではしばしばこういう感覚に陥る)。ただ、細かなところで仕様が異なり、パラレルワールド感あり。隣の並行宇宙とはこういうものなのではないか、とか思った。
- 高雄では、ハワード プラザ ホテル カオシュンを宿とした。
ホテル前の「七賢一路」。道路の名がしゃれている。
- 左営駅からタクシーで 220台湾ドル。宿泊料金は台北で泊まったホテルの半分以下なのだが重厚感のある良いホテルであった。朝食のビュッフェも良かった。ハーゲンダッツが食べ放題である。
食べ放題(そんなに食べられない)
- 左営駅のタクシー乗り場で客をさばいている青年に Where are you from? と訊かれた。日本の東京だよ、と答えたら、はにかみながら、えへへ日本好きです、といった風な対応をされ、お、かわいい子だな、と思った。