香港・台湾 旅行記 [7] - 高雄。微小粒子におそれおののく
- 高雄の空気は良くないと、うわさでは聞いていたが、現状についてはまるで把握していなかった。
- PM2.5について(必要に迫られて)少々調べた。大きさは髪の毛の1/30程度。肺の奥深くまで侵入することがあり、呼吸器系、循環器系への悪影響が懸念される。これはこわい。
もう、もやっているようにしか見えない
- 同じ台湾でも、台北など北部はきれいなものである。台南市、高雄市など南部において大気汚染のレベルは高い。
- PM2.5など汚染物質の排出元は、高雄の工業地帯のばい煙が3~4割、高雄市街を走るバイクなどの排気ガスが3~4割、大陸から飛来するのが3割といったところらしい。
- マスクをつけている人が多いのは当然である。ただし、PM2.5のような微小粒子となると、通常のマスクでは用をなさない。微小粒子の侵入を防ぐには産業用・医療用のマスクが要る。でなければすり抜けられてしまう。
高雄市立美術館に展示されていた粋な写真(背景に工業地帯)
- ホテルの隣にあったファミリーマートでマスクを見つけた。3Mとの共同開発製品と書いてある。150台湾ドルとやや高かったが買った。中に入っていた説明書を読んでみる。用途は防寒とか書いてある。通常のほこりなどは防ぐが、どうやら医療用・産業用のものではなかった。ないよりはまし程度である。
- 徒歩での移動は諦めた。すべてタクシーを利用することにする。
- この頃から咳が出るようになった。そんなにすぐ影響が現れるとは思えないし、思いたくない。心理的なものなのではないか。逆プラシーボ効果か。
- 何の心配もなく胸いっぱいに空気を吸えるというのはすばらしいことなのだ。
- 日差しもそれなりに強いのでサングラスをかける。購入したマスクは黒色である(これしかなかった)。写真を見ると自分の姿が危なくてびっくりした。
(日本の)銀行に入れば即座に通報される自信がある