楽しい投資研究所の旅日記

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セビージャのカテドラルとコロンブスの影

(※2018年9月 セビージャ)

セビージャのカテドラルを訪れた。世界で三番目に大きな聖堂である。元はモスクだったがレコンキスタの後、大改築というかモスクは破壊され、キリスト教の大聖堂建立となった。

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*セビージャのカテドラル

モスクからカテドラルに移り変わったという点では、イスタンブルアヤソフィアと逆のパターンである。

1401年着工の1519年竣工。百年以上かけて造られた。完成当時、世界最大の聖堂の地位をハギア ソフィアから奪ったといわれる。ただ、そのときハギア ソフィア(アヤソフィア)はオスマン帝国に接収されてモスクへの改築が進められていたはずではあるが。

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イスタンブルアヤソフィア(2015年9月)

ヒラルダの塔のみがモスクのミナレットだった当時のまま破壊を免れて残されている。内部を徒歩で登れる。エレベーターはない(なくて良い)。延々と登ることになるので足腰の鍛錬には最適である。

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*ヒラルダの塔

また堂内には、見どころのひとつとしてコロンブスの墓がある。そういえばスペインに降り立ってからというもの、ずつとコロンブスの影に付きまとわれているような気がする。

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*カテドラルのなかにあるコロンブスの墓

バルセロナではランブラス通りの端、海に面したところにコロンブス銅像があった。グラナダでは市の中心部にイザベラ女王と一緒の銅像が建てられていて、ここセビージャではカテドラルのなかにきらびやかなコロンブスの墓がある。コロンブスは破格の英雄なのだ。

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*女王イザベラとコロンブスグラナダ
以前、Wikipediaコロンブスの項を読んでどん引きしたのだが、ネイティブ アメリカンにどんな仕打ちをしようが結果的にはスペインに莫大な富と大繁栄をもたらす端緒となった仕事を成した人物である。ただ個人的にはやはりどん引きの人物ではある。

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コルドバのアルカサルのなかにもコロンブス

それはさておきこのカテドラル、隣接するアルカサル(宮殿)とインディアス古文書館とともに世界遺産に指定されている。なのでアルカサルも訪れたい。なのにアルカサルのオフィシャルサイトで予約しようとしてもはじかれるのだ。結局、十回以上予約を申し込んだのだが全てはじかれた。抽選とかではないはずなのだが何なのか。原因も意味も分からない。

そういえばフラメンコのショーをネットで予約する際にも似たようなトラブルに見舞われた。セビージャはなんとなく良いところなのだが、情報空間での難度が高い。