楽しい投資研究所の旅日記

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ドーハ・ハマド国際空港とビジネス ラウンジ、あとカタールが見据えるものについて

成田からカタールへ飛んで、ドーハ・ハマド国際空港に着いた。ここまで約11時間のフライトである。不思議なことに疲れがない。

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*深夜3時のハマド国際空港。清潔感のある広い空港である。

ここでトランジットする。しばし休んで後バルセロナへ向かう。

15か月ぶりにホルムズ海峡を見たが(CG)やはり狭い。

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*ホルムズ海峡

ところでこの空港には謎のマスコットキャラクターが鎮座している。初めて見たときには妙なものをと思ったが、計画時に何度も見たせいかこのときには少々愛着を感じている自分がいた。

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*謎のマスコットキャラクター。ランプ・ベアという名があると帰国後に知った。

目印になってくれてたいへん助かる。ところでランプシェードが頭に食い込んでいるというか突き刺さっているが大丈夫なのか。

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*ビジネス ラウンジへ通じるエスカレーター

ハマド国際空港にはビジネス クラス利用者用のラウンジが複数あって、最初に訪れたラウンジではここよりもっと良いところを使っていいからそちらへどうぞと促された。カタールが世界に誇るのはアル ムルジャン ビジネス ラウンジである。

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*この先に何やらすごい世界があるという。

長いエスカレーターが目印かな。これを上りきったところにエントランスがあり、チケットを見せてなかに入る。

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*ラウンジのエントランス。

ラウンジ内に噴水もあるのだ。とにかく広い。食事処がそこかしこにあって家族で過ごせるQuiet areaもある。シャワールームも完備。シャワーには順番待ちの行列が出来ていて人気の様子であった(便発着のタイミングで波がある)。

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*ラウンジ内の噴水。 

もちろんお酒も食事も飲み放題・食べ放題である。何でも好きなだけ取って良いといわれると、からだのことを考えてちょっと控えておこうかなという気分にもなる。

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*広くてしかも灼熱の国とは思えないくらい涼しい。むしろ寒い。

カタール航空ビジネスクラスはスカイトラックスで世界最高の評価を受けた。ファーストクラスはエミレーツ航空の後塵を拝している。ビジネスクラスに注力しているのだろう。

ドーハは世界で最も退屈な都市ともいわれる。まずは魅力的な空港をつくって人を招き寄せ、観光業の育成に力を入れるという目算なのかもしれない。

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*ラウンジ内にはゲームルームもある。奥にF1。

カタールは天然資源輸出に依存する経済体制。天然ガスと石油で輸出の八割を占める。ちなみに天然ガスの輸出先第一位は日本である。

豊富な資源収入を背景にカタール国民は豊かさを享受。外国人労働者カタール経済を支える構造、というのは昨年訪れたアラブ首長国連邦に似ている。

しかし資源はいずれ尽きると考えねばならない。その前にこの体質を脱する必要がある。汲めども尽きぬ資源とは何か。カタールの王族は人が生み出す無形の資産、知識・技術・芸術といったものに可能性を見ているのではないか。

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*空港のあちらこちらに奇妙なオブジェがある

そして情報。中東のCNNとも呼ばれるアル ジャジーラはドーハに本社を持つ。映像使用料収入が収益の柱。ここでも一番の得意先は日本、NHKである。

ただアル ジャジーラの存在が湾岸諸国の反発を招き、複数の要因も絡んで2017年から続くカタール外交危機につながった。サウジ他七ヵ国との断交は今も続いている。