楽しい投資研究所の旅日記

楽しい投資研究所 www.1toushi.com からの出張Blogです。

サグラダ ファミリアのこと

サグラダ ファミリアを再訪した。やはり圧巻である。一〇年前も巨大だったがさらにでかくなっている。 *人はこんなものまで造ることができるのかと。 二〇二六年に完成の予定だそうだ。以前訪れたときは完成時期未定だった。逆に完成させるつもりなのだとい…

グラナダでバル巡りのこと

アルハンブラ宮殿見学ののち、バルに立ち寄って昼食とした。白ワインとサングリア。一杯頼めば小皿料理(タパ)が一品付く。お気に入りのバルは ホテル近くのラ リヴィエラ(La Riviera)である。 *Googleマップいち押しの人気店。 前回来たときには売り切…

その道にハートはあるか?という話(或いはローマ上空でワインに酔えばという話)

カタール航空機はバルセロナへ向かう途上、ローマ上空を飛んだ。このときワインで気持ち良くなった頭でふと思い出したのが、哲人皇帝と呼ばれたマルクス アウレーリウスというエライ人の言葉である。曰く『各々のものはそれがつくられた目的に向かって惹かれ…

ブエリング航空のこと

今日、バルセロナからグラナダへ飛ぶ際にブエリング航空を初めて利用した。陸路も選択肢として考えたのだが、そうするといったんマドリードまで出なければならず8時間以上かかるのだ。空路なら1時間半である。迷う理由はない。 *雨のグラナダに降り立った…

カタール航空ビジネスクラス搭乗の覚書 その2

カタール航空にてビジネスクラスに初めて乗る。この歳になっても初体験の事柄は存外多い。座席スペースがたしかに広い。とても広い。 着座するなりウエルカムドリンクがささっと出されて離陸前、ビジネスの空間ではこのような時間が流れていたのかと軽い驚き…

カタール航空ビジネスクラス搭乗の覚書 その1

今回の旅はカタール航空のビジネスクラスを利用した。成田でラウンジを使えるとなって当初は浮かれたが、外資の航空会社の場合、手荷物預け入れは出発時刻の3時間前が原則である。 預ける手荷物がなければオンラインでチェックインを済ませ、いつでも好きな…

ユーロ紙幣がくしゃくしゃな理由

ユーロ紙幣はたいていくしゃくしゃである。レジで新札を渡すと受け取った店員さんはその場でくしゃくしゃにしたりする。それには理由があるのだ。ユーロ紙幣の新札は静電気でくっつきやすいためである。 注意力散漫のうっかりさんは会計の際に二〇ユーロ紙幣…

幸福について

人生は旅のようなものだと思う。喜びを目的とする旅である。幸福を目指すのでもいい。 では幸福とは一体どんなものをいうのか。幸せって何なのでしょうねと先日、知人の会計士さんから問われて、そういえばショーペンハウアーが教えてくれたなあと鮮やかに思…

旅を楽しむための(あるいは投資で笑うための)情報収集のこと

なぜ旅をするのかといえば、何ごとかを学ぶためにである。 書物を通じて学ぶのも良いのだが、できるならば世界を直接読み解くような学び方が好ましい。 自身の体を通じて世界をありのままに理解したいものだと思う(これができれば投資で利益を得るのも容易…

ケルン旅行記 [4] ケルンですれちがった老夫婦のこと

ケルンの宿は財布にやさしいホテルを選んだ(とはいえ人気の宿だったのでキャンセル待ちの末、ようやく取れた)。 酒場の多い広場に面しているのでにぎやか(というか騒々しい) ドイツのホテルのエレベーターは、カードキーをセンサーにかざして初めてフロ…

アブダビ旅行記 [16] カタール危機と詩的なアラビア語のこと

日本を発つ直前のタイミングでアラブ諸国がカタールと断交した。空路も遮断されたと聞いて驚いた。 今回の旅行にはエティハド航空を利用したのだが、最終的にカタール航空との二択で決めた。オランダやドイツとの空路に影響はないので、いずれを選んでも旅程…

アブダビ旅行記 [15] シャングリ ラ ホテルの人々のこと

アブダビ最終日、朝食を済ませて部屋に戻ってくると電話のメッセージランプが点滅していた。メッセージに従い折り返し電話をすると、何やらスペシャル デリバリーの用意があるという。ハッピー バースデーともいわれた。 この日は家内の誕生日だった。パスポ…

アブダビ旅行記 [14] 外国人が支えるUAE経済のこと

UAE(アラブ首長国連邦)の国籍を持つ人々をエミラティと呼ぶ。エミラティの全人口に占める割合は13%に過ぎない。人口の大部分を占める外国人がUAE経済を支える構造である。 ホテルで何やかやとお世話になったラウンジ スタッフは韓国籍の女性だった。ラウ…

アブダビ旅行記 [13] リムジントランスファーの特典を誤解したこと

アブダビのシャングリ ラはBooking.com経由で予約した。クラブルーム宿泊客には空港からホテルまでのリムジントランスファーが特典として付くという。それはありがたい。別途予約が必要というので、出国前に予約したい旨のメールを送った。 感動を覚えるレベ…

ベルリン旅行記 [9] ティアガルテン上空の奇妙な飛行物体のこと

日中は美術館・博物館めぐりでいそがしい。実際、くたくたになるまで歩き疲れるのだが、ジムで使う筋肉は別物らしい。ベルリン リッツ カールトンのジムは別棟12階にあり、ティアガルテン(公園)を一望できるのだ。ほぼ貸し切り状態で、たいへんお世話にな…

ベルリン旅行記 [8] ベルリンフィルのこと

出国一週間前、ベルリンフィルの公演を予約した。ポツダム広場前のホテルを取ったので、ベルリンフィルハーモニーの本拠地がすぐそばである。 ポツダム広場前にはソニーセンターもある ベルリンには六日間滞在したのだが、その間のほとんどすべての公演が全…

アブダビ旅行記 [12] ルーヴル アブダビのこと(あるいは未完成のこと)

ホテルの部屋に入り、シャワーを浴びてからひと眠りした。気が付けば午後三時である。 市内の主要施設を巡るシャトルバスがホテルから出ている。今は観光シーズンではないようで、運行は朝と夕の日に2回。観光するのにベストなのは冬だそうだ。夏は暑過ぎる…

アブダビ旅行記 [11] 安いタクシーとアーリーチェックインのこと

空港を出たところにタクシー乗り場があり、案内係がタクシードライバーとの仲介役になってくれた。ホテルまで約20kmある。料金は65ディルハム(約2,000円)以下だという女性ドライバーに頼んだ。 調べてみればアブダビのガソリン価格は一リットル1.72ディル…

アブダビ旅行記 [10] シャングリ ラでレイトチェックアウトのこと

ラウンジでモスクを眺めながらぼんやりしていたところ、女性スタッフがやって来て、しばしとりとめのない会話をした。その後、もしよろしかったらフィードバックをいただけないかという。もちろん構わないと伝えると、iPadを渡された。受けたサービスについ…

ケルン旅行記 [3] ケルシュのこと

ケルンには三泊した。二日目の夜、ケルシュなるものに気付いた。ここケルンでしか飲めないビールで、イギリスから定期的に飲みに来る通もいるという。 ビールのことにまで頭がまわらなかった 秋田で田沢湖ビールを鯨飲していた時期があったのだが、そういえ…

アブダビ旅行記 [9] アラブの世界の数字のこと

ホテルのエレベーターに乗り込んで、目的の階のボタンを押そうとしたのだが、どれを押せばいいのかさっぱり分からない。アラビア語勉強不足の報いである。 エレベーターのフロア表示が読めない 一瞬あせったが、アラビア数字で記されたボタンはもう一方の側…

アブダビ旅行記 [8] シャングリ ラのなかの運河のこと

シャングリ ラ ホテルの敷地内にスーク(市場)がある。貴金属店、宝飾店、絨毯売りの店、ランドリー店、日用品を扱うスーパーもある。アブダビは生活用品の多くを輸入に頼っているようで、スーパーで売られている商品の価格は概して高い印象だった。 スーク…

アブダビ旅行記 [7] シャングリ ラ ホテルのこと

アブダビではちょっと高めの部屋を取ったので、最上階のラウンジを自由に使えた。ラウンジの女性スタッフが上品かつフレンドリーに話しかけてくる。今回の旅程のなかで最も英語力を試されたと感じたのがここであった(赤点)。 落ち着いた空間で、窓からグラ…

アブダビ旅行記 [6] グランド モスクのこと

アブダビに入ったその日、ホテルでひと眠りしてからグランド モスクへ出かけた。 グランド モスクは通称であり、正式にはシェイク ザーイド モスクという。ホテルから車で一〇分ほどのところにあった。 でかい。暑い。 入場料は無料。ただ空港と同じようなセ…

アブダビ旅行記 [5] ゆずらない両替商のこと

無事入国できたので、スーツケースを受け取るためターン テーブル前に陣取って待った。ところがなかなか出てこない。ようやく動き出したと思ったら十個くらい出てきて止まったりする。我々のは待てども出てこない。 出てこない これはやられたかとロストバゲ…

アブダビ旅行記 [4] 強制的な虹彩認証登録のこと

さいわい泥酔することなく、アブダビ国際空港のゲートをくぐることができた。 ペルシア湾上空を渡った。アラブ諸国はこれをアラビア湾と呼ぶ。 パスポートコントロールのカウンターにて、アラブ服の入国審査官からカウンター横に立てと指示された。重ねて何…

ベルリン旅行記 [7] エアベルリンのこと

ベルリンから空路でアブダビに入った。 飛んだのはベルリン テーゲル空港から。ドイツの主要空港のひとつなのだが、歩いてみると意外と粗いつくりである。'48年ベルリン封鎖事件のときに突貫工事でつくられた空港だそうなのでそれが理由かもしれない。 航空…

ベルリン旅行記 [6] リッツ カールトン ホテルのこと

ベルリンの宿には ザ リッツ カールトン ベルリンを選んだ。僕にとっての初リッツである。ずっと楽しみにしていた。 ベルリン行きの高速鉄道がキャンセルになったと聞いたときには軽くめまいを覚えたが、その日のうちに無事到着できて何よりであった。 朝食…

ベルリン旅行記 [5] 東独の名残りのこと(あるいはアンペルマンのこと)

旧西ベルリンに位置する信号機と、旧東ベルリンに位置する信号機とでは表示が異なる。 こちらはブランデンブルク門の前にあった旧西独時代から継続して採用されている信号機である。 旧西独の信号(進め) 一方、旧東独の信号機もまた継続使用されている。い…

ベルリン旅行記 [4] レンブラントのスザンナの画のこと

レンブラントの「スザンナと老人」(あるいは「長老たちに脅かされるスザンナ」)。ベルリン絵画館を訪れて初めて観た。 「スザンナと老人」1647年 今回はフェルメール作品を所蔵する美術館巡りをひとつのテーマにして廻っているのだが、同じオランダ人レン…