楽しい投資研究所の旅日記

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アブダビ旅行記 [6] グランド モスクのこと

  • アブダビに入ったその日、ホテルでひと眠りしてからグランド モスクへ出かけた。
  • グランド モスクは通称であり、正式にはシェイク ザーイド モスクという。ホテルから車で一〇分ほどのところにあった。

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でかい。暑い。

  • 入場料は無料。ただ空港と同じようなセキュリティチェックがある。セキュリティチェックのための部屋は男女別である。
  • 僕が持ち込んだバッグにはのど飴が入っていて、検査官にこれは何だと尋ねられた。キャンディであるとこたえたが、検査官はしばし考えて後、これは持って入れない、と取り上げた。捨ててしまうのか?と訊いたところ、いやここに置いておくだけだから、帰るときに持っていってくれという。

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大理石が涼しげだがまだ暑い。

  • 屋内は良いのだが屋外は高温多湿の熱地獄である。陽射しは強烈で、汗が文字通り吹き出る。暑いだろうとは思っていたが砂漠のイメージだったので、ここまで湿度が高いとは思わなかった。
  • グランド モスク自体は壮麗な建造物であり、見ていて飽きない。一〇年かけて造られたUAE最大のモスクである。二〇〇七年に完成した。建築コストはUSドルに換算して5億ドル超。主導したのは前アブダビ首長のザーイド ビン スルターン アル ナヒヤーン。彼はフォーブスの富豪ランキング常連でもあった。このモスクは、文化的にも多様なイスラーム世界の結束を祈念してつくられたという。
  • とはいうものの、アブダビ首長国は石油収入への依存度を下げるべく収入の柱として観光業育成も重視している。また豊富な石油収入を背景に高福祉を実現し、国民の不満少なく専制体制を維持する国家でもある。観光客の誘致とともに、首長としての権威の誇示が必要かつ重要な目的だったのではないか。

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広い。

  • グランド モスクはトリップアドバイザーの投票で、世界で二番目に人気のあるランドマークとされた(2009年)。
  • 世界一広い一枚絨毯が置かれてある。

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世界一大きなペルシア絨毯だそうだ。

  • 全体的にきれいで清潔感がある。歴史はないかもしれないが半日くらいぼーっとして過ごしてみたい場所ではあった。
  • 屋内は冷房がよく効いていて涼しい。屋内とはいえ、ちょっとしたオープンスペースである。それでもひんやりと涼しくて居心地が良い。このエネルギーの使いようはさすが産油国と思わせられる。
  • 礼拝の時刻を示すデジタル時計が掲げられている。

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礼拝にはそれぞれ名前がつけられているのだ。

  • ミナレット(尖塔)は4本。
  • 中庭からドームの写真を撮っておこうとカメラを向けたとき、うっかり裸眼で太陽を直視してしまった。そのとき、あ、これはやばい太陽だと直観した。

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この太陽はやばい(健康的に)。