アブダビ旅行記 [5] ゆずらない両替商のこと
- 無事入国できたので、スーツケースを受け取るためターン テーブル前に陣取って待った。ところがなかなか出てこない。ようやく動き出したと思ったら十個くらい出てきて止まったりする。我々のは待てども出てこない。
出てこない
- これはやられたかとロストバゲージを半ば覚悟したところで出てきた。エアベルリンの人々はしっかりしていたので心配不要のはずとは思ったのだが、降機してから荷物を受け取るまで妙に時間がかかった。
- さて、ディルハムを調達しなければならない。ホテルに朝食はついているし、ラウンジでお茶もできる。クラブルームを押さえているので、夜はただ酒飲み放題のはずである。アブダビでは現地通貨を使う予定がほとんどなかったので100ユーロをディルハムに替えてくれと空港の両替商に伝えた。
- するとその両替商、これでは足りないから300ユーロをディルハムに替えるべきだという。
- 彼いわく、これはお得なオファーであり余ったディルハムは後日同一レートでユーロに替えてくれるという。この取引は最低ラインが300ユーロだからそうしておけと。
- いや、そんなに使う予定はないし、取引はシンプルなのが一番である。初めにいったように100ユーロを替えてくれと伝えるが、両替商は譲らない。いや300ユーロにすべきだ、それでは絶対足りないからと。あなたはいったい何者なのか。
ディルハム紙幣とフィルス コイン