アブダビ旅行記 [4] 強制的な虹彩認証登録のこと
- さいわい泥酔することなく、アブダビ国際空港のゲートをくぐることができた。
ペルシア湾上空を渡った。アラブ諸国はこれをアラビア湾と呼ぶ。
- パスポートコントロールのカウンターにて、アラブ服の入国審査官からカウンター横に立てと指示された。重ねて何やらいわれたのだがよく聞き取れない。ソーリー?と訊き返すと、叱責するような口調で目の前の柱を見上げろというアラブ人であった。
- 虹彩認証登録のための装置のようだった。しばらく瞬きせずに見つめているとOKのサインが出た。パスポートを返してもらいバゲージ クレームのテーブルへ向かった。
- この仕組み、2016年から導入されたらしい。旅行者は全員登録することが強制されている。入出国管理の手続きを簡素化するためであり、かかる時間を70%削減できるという。
- たしかに、後日アブダビを出国する際にはパスポートを読み取り機にかざし、センサーを見つめただけで出国審査カウンター脇の通路を通過できた。早いのはたしかである。