ホテルにあった翡翠の彫刻(ほかにも多数)
- マカオのフェリーターミナルから市内へは、タクシーで向かってもよいが、カジノ利用客・宿泊客のための無料送迎バスも便利である。港の前のバスターミナルで、目的のホテルの担当者へ声をかけ、バスを待てば良い。
- そんな流れで、ホテル グランド リスボアのカジノを訪れた。
- 大小を見学。3つのサイコロが振られて出た目によって、勝ち負けが決まる。大か小かに賭けるのが一番シンプルな賭け方。当たれば倍になる。ただし、ゾロ目が出たら負けなので、勝率は50%未満(48.6%)である。
- 続ければ続けるほど、この差分(1.4%)で損失を被る結果へ収束していく。プレイヤーにお金を貸したいとは思わないが、胴元・カジノ運営会社になら投資してもよい。
- 株式の売買の場合は売買手数料のような取引コストが投資元本を削り取っていく。短期的な株の売買はマカオで大小をやることと同じなので損するのが普通である。
- ディーラーはサイコロに直接手を触れることができないよう、ドーム状のサイコロ振りマシーン(何と呼ぶのか)が使われる。イカサマしていませんよと。確率的に有利なのだからイカサマ不要である。
- 賭けている人たちを観察していると、ツイているお客がなかにはいるもので、不思議と連続して当てていたりする。その場で一番勝っている人の隣に座って真似し続けるのが勝つ秘訣だと聞いたこともある。ツキの流れというものがあるのだろうか。
- そういえば事業一般でも一番大切なのは運であると教わった。
- 帰路、ホテルからフェリーターミナルへ向かうバスに乗るには、カジノ フロアにある窓口でチケットを受け取る必要あり。ただ、カジノにお金を落としたかどうかは問われない。
- ところで、ホテル グランド リスボアのロビーに展示されていた翡翠の彫刻は、後日、台北の故宮博物院でみたどの彫刻よりも価値高そうに見えた。儲かっているようである。