楽しい投資研究所の旅日記

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ベルリン旅行記 [1] 来ない電車

  • ケルン3日目の朝、この日の天気予報は雷雨だった。猛暑が続いていたので雨はありがたいと待ち望んでいたのだが、結局降らなかった。
  • 翌日の朝、ニュースではハノーファーが大荒れで床上浸水の被害を報じていた。気の毒なことだと思った。
  • 朝食を済ませてケルン中央駅へ向かった。これからベルリンへ向かう。ベルリン中央駅までは4時間以上かかる。ケルン中央駅10:48発のICEを予約してある。
  • 駅の運行案内電光掲示板には、その便の記載はあるのだがなぜかプラットフォーム番号の記載はなかった。遅延しているのかもしれない。そういえば昨晩は嵐だったのだ。ベルリン着が少々遅れてもやむを得ない。便名の横に ”fallt zug aus!” と記されているのが何だか気になるが、このドイツ語はわからない。きっと遅延か何かを意味しているのだろうとこのときは思った。

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電車が来ない

  • ベルリン行きの高速鉄道は2番プラットフォームからと決まっているらしい。電光掲示板には相変わらず案内が出ないがとりあえずその場所で待った。予定の発車時刻が来ても電車は現れない。駅職員さんにここで待っていて問題ないだろうかと尋ねたところ 、Ja, 問題ないとの答えが返ってきた。
  • しかし待てども来る気配がないので、通りがかった駅作業員さんを呼び止めて再度訊いた。するとその電車はキャンセルになったのだと教えられた。
  • ”fallt zug aus!” とは運行キャンセルを意味するのだ。このドイツ語は今後一生忘れないだろうと思う。

アムステルダム旅行記 [9] ミュージアムカードとバブルとマイナス金利のこと

  • オランダには集団肖像画が多い。商業組合が画家に発注する例が多かったことによる。
  • 特定の権力者が画家たちのパトロンとなって画業を支えたのでなく、商人の集団がお金を出し合って画家に発注し、その売上を以て画家は生計を立てた。

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レンブラント「テュルプ博士の解剖学講義」マウリッツハイス

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フェルメール真珠の耳飾りの少女」マウリッツハイス

  • ミュージアムカードが便利でお得だった。ひとり59.9ユーロ(約7.5千円)で、これらの美術館を訪ね放題である。僕たちは国立美術館で買ったのだが(どの美術館でも取り扱っている様子)、その場でテンポラリカードが発行され、そのまま1ヵ月間使える。オランダ在住であれば後日正式なものが郵送で届けられ、それは1年間有効となる。

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Museumkaart(テンポラリカード)オランダになら住んでも良い

  • エルミタージュのみ追加でひとり2.5ユーロ必要だった。他にユダヤ歴史資料館、海洋博物館も訪れたのだがこれらもミュージアムカードの範囲内であり、元は十分に取れた。
  • オランダでは美術館があちらこちらにあって、ミュージアムカードの対象施設は膨大にある。魚はうまいし人々は穏やかで感じが良い。ここまで住んでも良いと思えた国は初めてである。
  • 半ば本気で不動産価格を調べてみたが、どうやらここ数年はバブル的に不動産価格が高騰している様子。ECBの超金融緩和政策でじゃぶじゃぶのユーロが流れ込んでいるのだろうと思われる。ちなみにオランダの国債利回りを見てみれば、現在3ヵ月物から7年物まですべてがマイナス金利状態である。

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(*Source: Investing.com)

www.investing.com

※ケルンにて追記。

ケルン旅行記 [2] カリーヴルストがうまい

  • ケルンの宿にはシティクラス レジデンス アム ドムを押さえた。ケルン中央駅から約500m。タクシーは使わず歩いた。すぐ着いた。ストリートビューで初めて訪れる地の道のりをシミュレートできていたのでスムーズであった。Googleにはいつも助けられる。そういえばリモワのスーツケースもスムーズである。

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キャンセル待ちでようやく取れた

  • ホテルの目の前は旧市場を意味するアルターマルクト広場である。カフェ スタイルの居酒屋が多い。皆ビールを飲んで楽しそうである。そういえばケルシュは先年、田沢湖畔で浴びるほど飲んだ(※ケルンにて醸造のもののみケルシュと名乗ることが許されるそうなので、正しくはケルシュ風ビールか)。
  • アムステルダムでは明らかに食べ過ぎたので体が重い。旅行者を過食にさせるのだからオランダは大した国である。またドイツといえばビールであるからして体脂肪には要注意の旅といえる。
  • ケルン中央駅は駅ナカも充実しており、行列の出来ていた店でカリーヴルストを買い、ホテルに持ち帰って食べた。ブレートヒェンと呼ばれる小さなパンが付いて3.2ユーロ。実は昨日も同じものを同じ店で買って食べた。ザルツブルクのカリーヴルストは酷評していた家内がここのは絶賛している。

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本場

ケルン旅行記 [1] ケルン大聖堂

  • ドイツのケルンに入った。アムステルダムからICEで3時間弱。前にケルンを訪れたのは2003年の夏。今回は二度目の訪ケルンである。
  • ケルンの顔、大聖堂 "DOM" には十四年ぶりに再会する。正しくはザンクト・ペーター・ウント・マリア大聖堂。1996年に世界遺産となった。
  • DOMはケルン中央駅を出てすぐのところにある。容易には視界に納まらない規模の巨大な聖堂である。何度見ても息を呑む。着工から完成まで(資金繰りの都合で中断もあったが)六百数十年を費やした建造物である。

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でかい。

  • 以前来たときは、大聖堂の麓に小さなカメラ屋がぽつんとあった。カメラを持って来なかった旅行者、訪問者がその場でカメラを買ってしまうくらいの存在感なのである。
  • 今はiPhone(2007年リリース)も普及して、誰もが手軽に高画質の写真を撮れる時代である。あのカメラ屋はもうないのだろうな。一抹の寂しさを感じながらDOMの周囲をぐるりと廻ってみれば、以前見たときの三倍程度に拡張したカメラ屋が相変わらずそこにあった。

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景気良さそうで何よりである。

 

アムステルダム旅行記 [8] オランダ商人の押し出しのこと

  • 運河に面した建物には間口税と呼ばれる税金が課された(16世紀)。当時のアムステルダム市民は間口を極力狭めて、奥行きを広くとった。スペースがありさえすれば、間口のみ狭く、奥は広くといった家屋設計とした。節税対策である。
  • 一方、富裕な商人は必要以上に間口を広くとることもした。己の財力の誇示であり、商人としての押し出しであろう。窓は上部ほど小さく造られている。遠近法で実際よりも高く見えるようにだそうだ。
  • 間口が狭いので家具の出し入れには工夫が要る。建物の上部には鉤が取り付けられており、ロープを使い家具の出し入れ行う。

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鉤付き

  •  アムステルダムは砂地であるため、古い建物のなかには傾いてしまっているものもある(現在も普通に住居として使われているもよう)。
  • よく見ると道側にも傾いている。地盤がやわらかいとたいへんだと思っていたら、家具の出し入れの際に外壁に傷がつかないよう、あえてオーバーハング状のつくりとしているのだという。

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傾いている

アムステルダム旅行記 [7] 運河のこと

  • オランダといえば運河である。
  • 干拓に用いられた水路であり、輸送路であり、居住空間でもある。

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夜明けの運河。

  • 水の上に住むとはチャレンジングであると思うが、新たな居住用ボートの認可は下りないため、現在のボートハウスは豪華な内装の高級住宅となっている。
  • 運河の交差点が方々にある。
  • 7つの橋が連なって見えるポイントがあり、運河クルーズの名所となっている。
  • 運河に面した建物の幅が狭い。間口の広さに応じて課税された「間口税」制度の名残りであるという。

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課税標準が間口の広さだった。文字通りの外形標準課税である。

  • 早朝、運河沿いを歩いていると脚にかゆみを覚えた。蚊は多くはないというが、年によっては大量発生するらしい。運河クルーズに参加したとき、運河沿いにたたずむ人たちのなかに脚を掻いている人を複数人見かけた。
  • 水質は清浄というわけではなくて、なるほど大都市のなかの川である。プライベートな船でクルージングを楽しんでいる人たちが、水着で泳いでいる姿もまれに見かけた。アムステルダム阪神が優勝でもしたのだろうか、とか思った。
  • 運河には基本的に柵など設けられていないので、車の転落事故もたまに起こる。運河に転落し命を落とす人もいると聞いた。運河沿いを歩くときはうっかり禁止である。

アムステルダム旅行記 [6] 上空から見たオランダのこと

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  • きれいに区画された農地が見える。緑の各区画にそれぞれ家屋が配置されていて、農家の家だろうか畜舎だろうか、陽光に映えていて美しかった。
  • 幹線道路沿いには風車が等間隔で配置されていたりして、整っているなあという印象。これまで訪れた国のなかで、上空から見る風景の美しさは一番であると思った。
  • スキポール空港干拓によって生み出された土地の上につくられた。一七〇年前は湖の底だった。こうした土地はオランダ全土の二割に及ぶ。「世界は神がつくったが、オランダはオランダ人がつくった」といわれるゆえんである。